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エンディングノートの書き方と、最近のエンディングノート事情
「終活」という言葉が聞かれるようになって久しいですが、
「エンディングノート」について考えたことはあるでしょうか。
この記事では、絶対に書いておきたい内容と、
最近の「エンディングノート」にどんなものがあるかもご紹介します。
目次
1. 「エンディングノート」に書くこと
2. 最近のエンディングノート
1. 「エンディングノート」に書くこと
自身の死後、家族が困らないために。
はずせない内容としては、遺産目録や相続についてです。
どのような財産があるか、
金融資産・不動産などのすべてを洗い出して書いておくとともに、
相続人にどのように分配したり、
今のうちに整理・処分するとよいものはあるかなどを考え、
記入します。
不動産については次のような詳細の記載があると
残された家族は相続の手続きがスムーズになります。
● 住居表示
● 登記簿上の所在地
● 建物の種類(土地・建物・マンション・アパート・田畑など)
● 用途(自宅・別荘・賃貸・駐車場など)
● 面積
● 名義人
● 抵当権設定の有無
● 評価額(日付も入れる)
そのほかには、以下のような項目も
残された家族のために必要だと言われています。
● 葬儀・埋葬の希望
● 遺言書の有無
● 医療や介護の希望
● 親しい人の連絡先
● ローン、借金のこと
● 定期購入など解約したいサービスについて
● パソコンやスマホのID・パスワード
注意点として、万が一エンディングノートを紛失した時のために
銀行口座やクレジットカードの暗証番号は
記載しないほうがよいでしょう。
そして、家族に「自分が死んだらこのノートを見るように」と、
エンディングノートの存在を知らせておくことも
大切です。
2. 最近のエンディングノート
エンディングノートは、日本では1991年にはじめて誕生したそうです。
葬儀用ギフトの会社の創業者が発表した「マイエンディングノート私の準備ノート」が
それに当たるということです。
それ以降、「遺言ノート」が発売されたりして
徐々に形を変え、現在では「エンディングノート」と呼ばれるようになりました。
では、そんなエンディングノートの最新版は
どんなものになっているでしょうか。
ちょっと調べてみました。
スタンダードかつ安心の記入項目!
コクヨのエンディングノート
コクヨステーショナリー
エンディングノート「もしもの時に役立つノート」
1,880円 / B5サイズ / 64ページ
内容 /
自分の基本情報、資産記入欄、その他の伝達事項、
家族・親族・友人・知人の一覧表、医療・介護・葬儀の希望、お墓メモ、写真ポケット、ディスクケース 等
さすが、文房具といえばのコクヨです。
エンディングノートに必要な情報を網羅し、
記入欄があらかじめ整っているので、
どんなことを書いたらいいかがすぐ分かる親切設計です。
写真をはさむポケットやデータ(ディスク)を保管するケースまでついていて、
気が効いていますね。
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自分史をたどりながら…
書くことが楽しくなるエンディングノート
K&Bパブリッシャーズ
自分史年表+エンディングノート 令和版
1,320円 / B5サイズ / 128ページ
内容 / 自分史年表、自分の好きなものや旅の思い出、伝えたいこと、お金・資産、介護・看護について
告知・終末医療について、葬儀・お墓、連絡先リスト、デジタル遺品 等
エンディングノートとして書き記しておきたいことの
記入ページは勿論のこと、
「自分史年表」というページも入っているところが人気の一冊です。
1926年から用意されている年表には、
世界や日本で起きた出来事と世相・流行がまとめられ、各年に「私の歩み」の記入欄がついています。
人生をゆっくり振り返りながら書くことができますし、
残された家族が見たときには、故人をあらためて尊敬し、
慈しんでくれることと思います。
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書くのが面倒な人におすすめの、
ガバっと収納タイプ
株式会社Genoa
家族に伝える 終活安心ファイル
6,270円 / 縦330×横340×幅60mm
内容 / 葬儀の希望、銀行・生命保険、ネット関連のパスワード、自分年表、友人リスト、お葬式で呼んでほしい手紙、写真ポケット、ジップ式フリーポケット 等
最低限のことだけを書き込めるプリント7枚と、
思い出の写真を入れる写真ポケット、
そして、重要書類(保険証券や通帳など)をまとめて入れておける
ジップ式のフリーポケットがついたファイル形式の
エンディングノートです。
通帳や保険の詳細などをわざわざ書き込まなくても、
現物を一緒にまとめておけばいい!という簡単便利な一冊です。
これなら、「ちょっと面倒だな」という場合でも
取り組みやすいですね。
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エンディングノートについて、いかがでしたでしょうか。
できれば「まだ早いかな?」といううちから取り組むほうが
様々な物事を整理したり、検討することがしやすいのではと思います。
ご自身にあった形で、考えるきっかけになれば幸いです。
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